なた豆の成分
なた豆の作用を少し紹介しましょう。
口臭対策として人気を集めているなた豆ですが、その成分を知っている人はあまりいません。
成分を知っておくことで、口臭にどのような効果を与えるのかがわかります。
なた豆茶が何となくいいと思うだけではなく、そのメカニズムを理解しておくことも大切なのです。
さて、なた豆の成分です。
排膿・抗炎症作用をもたらす成分です。
カナバニンと呼ばれる成分がその作用を持っています。
これはアミノ酸の一種ですが、なた豆から初めて抽出されたものです。
カナバニンは血液や体液の浄化作用や血行促進作用もあることがわかっています。
歯周病や蓄膿症、痔ろうなどの改善に効果があると言われているのです。
歯周病や蓄膿症は口臭の原因ともなります。
体の中から出てくる膿をカナバニンが抑えてくれるのです。
それから抗腫瘍作用もあります。
なた豆から抽出されたコンカナバリンAが癌細胞の増殖を抑制する働きを持つことが確認されています。
マウスの実験によって証明されていますね。
私たちの体内には癌細胞があります。
その細胞をコンカナバリンAが減らしてくれるのです。
癌細胞を抑える作用はかなり強力だと言われています。
最後に腎機能活性化作用です。
なた豆に含まれるウレアーゼがその作用を持っています。
ウレアーゼは尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する酵素です。
この働きによって腎機能が正常になるのです。
このようになた豆にはたくさんの有効成分があります。
口臭対策として有用であることが証明されているのです。